その他

 

 

9月9日午後

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午前と同様、特別許可を頂き諏訪神社(木幡輝秋宮司 福島県双葉郡双葉町)にて

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雨上がりの中、除草作業、側溝の清掃を行いました。

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本来は階段中腹より上に御社がありますが、困難な為に御遷座して

階段中腹にてお祀りされております。

 

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さらに奥へと登ってた先にある旧御社は拝殿が崩れた状態のままになっていました。

一同言葉がでませんでした。

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その後、浪江町請戸地区の郷社 苕野(くさの)神社へ

請戸地区は甚大な被害を受けており、震災から4年半も経っているようには全く感じません。

 

 

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苕野神社の宮司さんは地震発生直後、CIMG1356

津波が来るので大勢が避難する中、

避難せず、神社に残り最期を迎えた

と言われているそうです。

禰宜さんも未だに行方不明だそうです。

 

ご縁があり、現在は神奈川県の女子神職さんが宮司さんになり、

宮司就任奉告祭を兼ねた神事が、この場所で行われニュースにもなったそうです。

しかし残念ながら、それ以降は神事ができてないとのことです。DSC00943

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次に双葉郡浪江町鎮座の初發(しょはつ)神社へ向かいました。

平成25年4月の避難区域見直しで日中の立ち入りが可能になり、

損傷した箇所の修理、境内より伐り出した丸太で柱を支え、倒壊を防ぐ応急処置をしています。

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除染作業が終わったばかりで、境内に大きな黒い袋が相当数置いてありました。

定期的に除染が行われ、地面も数センチ削られるので、草などもなくなり境内は綺麗になるそうです。

神道青年会や東京 下谷の阿部宮司様始め御支援戴いた皆様のご協力でDSC00961

なんとか参拝できる状況になり、歳旦祭(お正月)と例祭と

避難先から集まった少人数の氏子さんのご参列を頂き、神事を執り行っているそうです。

しかしながら被災者が必ず土地に戻ってくるとも限らず、被災地の神主は氏子がいない土地でどのように神守りをしていくのか悩んでいます。

 

※画像はクリックすると拡大します

(愛媛県神道青年会 副会長 柳原永祥)