活 動

去る一月二十七日(金)松山市御幸 愛媛縣護國神社に於いて正式参拝の後、令和五年の臨時総会並びに新年研修会が行われました。

今回の研修は松永社寺建築株式会社(代表取締役)松永淳先生をお招きし「社殿護持~これからの神社のために~」を題材に講演して頂きました。

その中で、三つの大きな損失原因としてまず火気、次に屋根の水、それから床下の湿気を挙げられました。

屋根の雨漏りかと思っていても小動物の糞尿である場合も多いと言われており、その為に社殿並びに建物の天井裏へ上がるルートを予め知っておく必要があると教えて頂きました。私の奉職しているお社でもご本殿並びに屋根裏へ小動物の侵入があります、その都度に嫌悪臭のする砂やトゲトゲマット、木戸への楔打ちなどの対策をしておりますが悩ましいのが現状です。又、松永先生は樋の詰まり(枯れ葉や小枝)が原因で雨漏りになる場合が少なくないので、台風の後や落ち葉の季節は要確認と言われていました。三つの大きな損失原因を意識し、日々のご奉仕をしていく事で異常早期発見から社殿護持へ繋げていけると学びました。

最後にコロナ禍の日本政府による規制緩和が進む中で、人が集まっての活動が再開されております。そこで今回の様に、人と人が直接顔を合わせて話し合うことで出で来る意見や気づきは沢山あると感じます。私見ですが、コロナ禍前では当たり前だと気が付かなかった人と人との繋がりの尊さを再確認できる好機ではないかと考えております。

(愛媛県神道青年会 理事 尾多賀 史章)