平成三十年八月二十九日・三十日、全国各地より百四十名を超える青年神職が一堂を会し神社本庁にて平成三十年度神道青年全国協議会夏期セミナーが開催され、愛媛県より田窪副会長・矢野副会長が参加しました。
「転換期にたつ我ら」~世論を喚起するために~を主題として、御即位三十年の佳節を迎える我が国は今上陛下の御譲位により来年五月に皇太子殿下が御即位、そして日本国憲法改正に向けた動きが現実味を帯びていく「転換期」に青年神職としてどのように役割を担っていくのかということについて学びました。
第一講「平成の御代替りと憲法改正運動」講師・打田文博先生(小國神社宮司・神道政治連盟会長)、第二講「国体~皇室・神社・国家・臣民の道~」講師・田尾憲男先生(神道政治連盟主席政策委員)、第三講「次の御代替りの諸儀について」講師・大原康男先生(國學院大學名誉教授)、第四講「日本らしい国づくりに向けて」講師・伊藤哲夫先生(日本政策研究センター代表)という行程で二日間講義いただきました。
主題にあるように日本国は大きな「転換期」を迎えています。その中で憲法改正は「政治問題」であるように報道され認識されている方が多いですが、「国家問題」である認識を今一度持たないといけません。我々は国民であります。国家をどう導いていくべきなのかを考え、映画のセット(ハリボテ)のような憲法にリフォーム(憲法改正)を加えながら新築(自主憲法制定)に導いていかなければいけません。
皇室の永続的な尊厳護持のため、本来の日本らしさを目指すべく、世論を喚起していく役割を担う国民であり神職であろうと感じ、また志同じくする全国の同志とのセミナーに次年度以降皆様に参加していただきたく、ご報告とさせていただきます。
(愛媛県神道青年会 副会長 矢野 忠臣)