活 動

6月12日、愛媛県神道青年会は会長以下5名で広島青年神職会との交流会の為、呉に向かいました。

この交流会は平成21年度より、愛媛と広島を結ぶ「しまなみ海道」開通十周年を機に始まったもので、愛媛神青と広島青神が交互に相手を招待して地元を紹介し、交流を深めて参りました。

しまなみ海道開通十周年を機に始めはしましたが、当日はフェリーに揺られ広島へ渡りお昼過ぎから合流して案内をして頂きました。

最初は亀山神社で正式参拝を行いました。

このお社は呉の氏神として旧海軍とも縁が深く、呉鎮守府の歴代長官着退任の際には必ず奉告祭に参拝していたということです。旧海軍の伝統を色濃く残す海上自衛隊においても艦内社としてお祀りしている艦があります。

 

本殿は呉空襲の際に焼けてしまい戦後鉄筋コンクリートで建て直した物ということでしたが、境内に残っている狛犬には焼夷弾の熱によるひび割れがあり、戦争の爪痕が残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて海上自衛隊呉地方総監部庁舎(旧呉鎮守府庁舎)の見学に向かい、自衛隊の方に案内して貰いました。

外装は当時のままだそうですが、内装はこちらも呉空襲の際に焼けてしまい新しくした物ということでしたが、資料を元に再現したようで昔の雰囲気を感じることは出来ました。

次に護衛艦さみだれの案内をして頂きました。

護衛艦さみだれは普段あまり一般公開されてないそうでしたが、艦内社に亀山神社の御札をお祀りしており、その縁もあって亀山神社の宮司さんに御手配頂き見学させてもらいました。

そのおかげか色々丁寧にご案内頂き、広島青神の方も合わせ全員が興味深く見学させて頂きました。

 

最後は懇親会を行い、二次会では呉名物の屋台を巡ったりして交流を深めました。

とても有意義な交流会で、次に広島青神を愛媛にお招きする際のハードルが非常に高くなったなと思っております。

(愛媛県神道青年会 理事 野口 貴令)