活 動

1月24日国際ホテル松山にて新年研修会を行いました。

様々な情報が氾濫する現代において、これから先の時代へと神社を守り伝えていくためには正しく神社の在り方を伝え、広めていく必要があります。そこで今回の研修では「一千年の先まで神社を伝えていくために」と題し、八幡浜元気プロジェクト代表理事 浜田規史先生を講師にお招きし、効果的な情報発信の手段について学ぶとともに、神社と人を結ぶ為に具体的にどのような方法があるか、3班にわかれてワークショップを行いました。

研修開始から30分ほどは浜田先生からの講演を拝聴しました。人や地域を動かす為には情報を発信するだけではなく、そこに共感と納得が必要であること、また、ポスター・チラシ・パンフレット・ホームページ・SNSなど様々な情報伝達手段の紹介と、それぞれの特性を生かして発信することが効率的な方法であることなどを学びました。

 

後半のワークショップでは、それぞれのグループで「伝えたい情報」「伝えたい相手」「伝え方」と三段階に分けて意見を出し合い、何を・誰に・どうやって伝えていくかのアイデアの出し方、情報整理の方法について学びました。各グループとも活発な意見交換が行われ、実行可能な具体案なども出て、一時間半の研修では時間が足りないほどでした。

 

情報機器の発達により私たちの生きる現代は過去と比べものにならないほどの情報が溢れています。その中には我々の暮らしの利便性を高める良いものもあれば、犯罪などに関わる悪しきものもあり、当然、神社・神道、その他宗教に関わるものも多々あります。

問題はそれらの情報が、誰でも簡単に得ることができ、善悪の判断は受取手に委ねられているということです。今後神社を守り伝えていくために、正しく、効果的に発信することの大切さを再認識し、過去に伊勢信仰を全国に広めた伊勢の御師のように、神社への信仰を伝播させていくべく決意を新たにした研修となりました。

(愛媛県神道青年会 理事 越智 基安)