夏真っ盛りの7月26日(水)、再発足45周年記念事業「記念米作り~斎庭稲穂の神勅」の草抜きと補植作業がありました。
私は普段関東在住なのですが、今回ちょうど夏祭りの奉仕で帰省しておりましたので、飛び入り参加させていただきました。
明け方の激しい雷雨が嘘のようにお天気がよくなり、非常に厳しい日差しと暑さの中、有志9名で作業を行いました。
6月の「田ころがし」の時と比べて稲の丈がだいぶ伸びたため、今回は「八反ずり」は使えず、全て手作業での草抜きとなりました。
午後1時に西高柳の稲荷神社様に集合後、車に分乗して現場に到着。さっそく裸足になり、日差しよけの帽子を被り、田圃へ入りました。
田圃の水は夏の太陽ですっかり温められ、熱いくらいでした。周辺の田圃には人気はなく、作業をしているのは我々だけでした。アグリの方のお話によると、このような気温の高い時間帯にはプロの農家の皆さんは田圃に出ないとのことでした。休憩を挟みながらとはいえ、ふらふらになるような厳しい暑さの中での作業は体に応え、涼しい早朝に済ませるべきだということを身を以て学びました。
我々の田圃は無農薬ということもあり、周囲の田圃に比べて雑草が非常に多く、作業し甲斐がありました。我々の田圃は一枚分ですが、これを何枚もとなると気の遠くなる思いです。
稲は膝ほどの高さにまで伸びており、順調に成長していることを実感しました。稲を傷つけないように足元に注意しながら歩いて奥へ進むと、稲がないエリアが・・・。近くの稲を見ると、ピンクの木イチゴのようなものがくっついていました。これは6月の記事にも載っていた「ジャンボタニシ」の卵です。大事に植えた稲を食べて産卵したようです。
ひとつひとつ手作業で取り除き、ジャンボタニシの卵を駆除しました。
お米作りを通して、たくさんのことを体験し学び、実りの多い一日なりました。
(愛媛県神道青年会 会員 後藤正明)