活 動

6月27日、再発足45周年記念事業「記念米作り」の除草作業の一つ、田ころがし作業及び補植作業を行いました。天候は数日前には雨の予報もありましたが、曇りで少し晴れ間もあり暑い日でした。

田植えをしてから13日目・・・、一反強の田圃一面に苗が植わっているのを見るのは初めてのことで、期待をして現地に向かいました。すると無農薬米作りの大変さを痛感致しました。

まず道路から手植えをした手前の方を見ると、所々に苗がない!「まあ、ここは手植えで植え付けが悪く根付かなかったのだろう?」と思っていました。そして機械植えをした奥の方を見ると・・・同じく苗がない!???

アグリの方に聞くと「タニシに食べられました。」との事です。ジャンボタニシといって、田植えから3週間程度の若い苗が特に被害を受けるそうです。本来ならタニシを駆除する薬剤を撒いたり、浅水管理でタニシが活動できなくするらしいのですが、無農薬では薬剤を撒く事は勿論のこと、浅水管理は雑草が生えやすくなるので出来ないとの事でした。

それでは本題の作業開始です。

「八反ずり」という機械(と言っても手動ですが)を使って苗と苗の間の土を掘り起こし、雑草の根がつかないようにする機械です。

参加者は6名でしたので、3台の八反ずりを貸していただき、1台2名で変わりあいながら田んぼの縦列を往復するのですが、足は土にとられ機械を押したり引いたりしながら前へ進み、なかなか大変な作業でした。

 

 

時々雑草と思われるものが苗と苗の間に生えていて、先にはピンク色の実がついたものがありました。この何かの実と思っていたのが、ジャンボタニシの卵だったのです。この憎らしいタニシの卵は水没させれば卵は孵らないみたいなので、八反ずりによりタニシが増えないようにさせて頂きました。

田ころがし作業の合間には苗の補植作業を行いました。この人数なので全部を補える補植は出来なかった事と、本来なら1週間以内にしなければならない補植作業を凡そ2週間経過後でするので、稲刈り時にまだ稲が青い状態である可能性もあるのでご了承ください。

作業は2時間で終わりました。ご協力を頂いた皆様、お疲れさまでした。

次回草抜き作業は、7月26日に行います。今回の田ころがし作業で苗の縦列の雑草が生えることは抑えられるそうですが、横列は八反ずりが入らない幅で、そこに雑草が多く生えるそうなので手抜きによる除草作業となります。皆様のご協力をお願いいたします。

(愛媛県神道青年会 副会長 大岡 宣徳)