「まつり」の語源は、動詞の「まつる」からきています。まつるとは、神様のお出ましを待つ、神様に供物などを献る、神様に従う「
困った時の神頼みなどとよく言いますが、「祈る」と「頼む」は違います。祈るとは先づ自分自身の努力と精進、そして一方的に頼りになるものとしてあてにしないという前提があり、その上で結果が思い通りのものではなかったとしても、決してそれを他人のせいにはしない極めて純粋で前向きな姿勢、態度があり、とても清々しい心のはたらきだと思います。
しかし、その心が喪失しつつあり、昨今は悲惨で凶悪な事件が大きな社会問題となっています。個人主義の考え方が非常に強くなり、被害者意識、責任転嫁、他人のせいにしてバレなければ何をしてもいい、自分さえ良ければ他人の苦しみや痛みを全く無視するような風潮さえ生じています。
また金銭原理、物質万能主義に走って限りある天然資源を枯渇させ、環境を破壊させて止どまる所を知りません。これは法律的な予防、対策等だけでは、もはや解決出来る問題ではないと思います。この荒廃した状況を打開し救えるのは、民族古来の信仰である神道の精神をおいて他には有り得ないと確信しております。敬神崇祖の心を持って、さらに人間もまた、大自然の一部で生かされているという世界観、そして共生の思想のもとに自制心を回復するには、神社の「お祭り」に多大な効果、役割があると考えます。